トップページ > 二胡について

二胡(にこ)は中国名で「アールフー(èrhú)」といいます。そのルーツは古く、もともとはペルシャよりシルクロードを経て伝えられたと言われています。
二胡の前身は唐代(10世紀)の「奚琴」だと言われています。当時は2本の弦の間に竹片をはさんで擦り合せることで音を出していたようです。 やがて馬の尾を使った弓で演奏する技術が導入され、大きさ・形ともに現在の二胡そっくりの形状を持つようになったのは明代(14~17世紀)以降のことです。
独奏に用いられるようになったのは、意外にも20世紀初頭のことで、それまでは主に劇曲や曲芸の伴奏楽器として用いられていました。
二胡には弦が2本しかありません。外弦・内弦の間に挟まれた弓を弦に擦り付け、その摩擦によって出た音を、蛇の皮を張り合わせてある琴筒で共鳴させ、独特の表情豊かな音色を作り出します。勇ましい音から柔らかい音、動物の鳴き声まで自在に表現 でき、その音色は郷愁と喜びを奏で、人々を魅了します。
現代では二胡は中国のバイオリンと呼ばれ、世界的にも高く評価されています。日本でも人気が高まり、日々テレビやラジオなどから自然と二胡の音色が流れていることに嬉しく思います。